コーンブレッドの特徴と作り方

コーンブレッドの歴史

 

 

コーンブレッドというものが、いつ頃から作られるようになったのかは、あまりはっきりと解っているわけではないようです。ただ、トウモロコシの粉と小麦粉を混ぜて作る最も基本的なコーンブレッドが発明されたのは、ヨーロッパの人たちがアメリカ大陸に渡った後からであると考えるのが自然です。

 

何故ならば、それより前にはアメリカ大陸に小麦というものがなかったですし、ヨーロッパの人たちはトウモロコシというものを知らなかったかったからです。ヨーロッパの人たちが小麦とオレンジをアメリカ大陸に持って行き、その代わりにアメリカ大陸からトウモロコシなどの新しい作物を得るようになったことは、非常に画期的な出来事であったといえます。

 

このことによって、世界の人たちの食生活にも大きな影響を及ぼすことになったからです。こういった理由から、アメリカではこの出来事のことを「偉大な交換」(The Great Exchange)と呼んでいます。

 

しかし、実際にヨーロッパの人たちがアメリカ大陸に移住した当初では、アメリカ大陸における小麦の生産というものは、まだ十分に安定したものではなかったようです。彼らが小麦の収穫に苦労していた時、アメリカの先住民族たちはトウモロコシを分け与えるなどして彼らを援助してくれたようです。

 

アメリカの感謝祭はそれを記念したものであるというのが通説です。おそらく、コーンブレッドもこの頃から広まっていったと考えられます。